時間講師の給料のリアル

時間講師の給料のリアル

ここがポイント!

  • 給料は、時給額と週コマ数をもとに「月給」でもらう。
  • 月給=(時給)×(週の持ちコマ数)×52週÷12か月
  • ボーナスも出る。
  • 勤務できるのは、週26時間まで。
  • 所得税がかなり多めに控除されることもある。

細かい給料額について、なかなか人に聞くのは難しいですよね。でも、時間講師を考えている方は、実際の給料がいくらなのか心配になると思います。

今回は、実際の給料額や計算方法、注意点について、私自身の実際の金額をもとに紹介します。

1. 時間講師の給料の決まり方

時間講師の給料は、「経験年数に応じた時給」と「週の持ちコマ数」をもとに計算した月給として、毎月定額が支給されます。

月給 = 時給 × 週の持ちコマ数 × 52週 ÷ 12か月

※土曜日勤務がある場合などは、少し変わります。

難しく見えますが、ざっくり言うと「1週間分の給料を出して、それを1か月分に直す」というイメージです。

東京都教育庁人事部が出している、時間講師の時給表が下記のとおりです。

東京都時間講師の時給表(令和8年4月)
出典:東京都時間講師制度の概要(令和8年4月)

詳細は東京都教育委員会の資料をご覧ください。
東京都時間講師制度の概要

2. 経験18年・週20コマの実際の月給と手取り

私の場合は、経験17年以上なので時給3,630円、週の持ちコマ数は20時間です。

3,630円 × 20時間 × 52週 ÷ 12か月 = 314,600円

これに通勤手当が加わり、毎月5日に支給されます。

実際の給与明細がこちらです。

A校の給与明細
A校:週12時間 ⇒ 約189,000円
B校の給与明細
B校:週8時間 ⇒ 約126,000円

2校あわせて、月給は約315,000円です。

ここから所得税・社会保険料などが約9万円引かれており、手取りは約225,000円です。

3. ボーナス

時間講師も、正規教員と同程度の支給割合でボーナスが出ます。支給割合は、ざっくり言うと「1年間で月給4.9か月分」です。

  • 正確には、勤務期間や成績で変わります。
  • 正規教員と同様に、支給割合は1年ごとに見直されます。
  • 正規教員の場合は、諸手当分が加算されるものもあります。

つまり、経験18年で週20時間の私の場合、月給が約315,000円なので……

315,000円 × 4.9か月 = 1,543,500円(年間)

これが月給とは別に、6月と12月に分けて支給されます。

4. 給料の上限

時間講師は「週に勤務できる時間は26時間まで」という上限があります。そこが給料の上限になります。

3,630円 × 26時間 × 52週 ÷ 12か月 = 408,900円

ただし、時間講師は祝日も含めて出勤扱いです。週の上限26コマで契約してしまうと、別の週に振り替えることができず、祝日も含めて勤務する必要が出てきます。

そのため現実的には、上限は週22〜23時間程度となります。

5. 所得税の控除額の注意点

先ほどの私の月給、約315,000円のうち、所得税・社会保険料として約9万円が引かれました。このうち所得税としては約4万円です。

私の収入や家庭状況の場合、本来納めるべき所得税は月1万円程度です。時間講師は、所得税の控除額に家庭状況などが反映されずに計算が行われ、私のように月3万円程度も多く引かれる場合があります。

この毎月多く控除される分は、確定申告により還付されます。※時間講師は、年末調整を基本的にはしてもらえないそうです。

手取りが計算よりも少ないと感じた場合は、所得税の控除額が実際より多く引かれていないかを確認しましょう。

6. まとめ

時間講師の給料まとめ

  • 給料は、時給額と週コマ数をもとに「月給」でもらう。
  • 月給=(時給)×(週の持ちコマ数)×52週÷12か月
  • 経験18年・週20コマ勤務で、月給31万5,000円程度。
  • ボーナスも1年間で月収の約4.9か月分出る。
  • 勤務できるのは週26時間までが上限。ただし現実的には週22〜23時間程度。
  • 所得税がかなり多めに控除され、確定申告が必要な場合もある。

給料の見通しをもつと、お金の不安が少し和らぎます。実際のご自身の時給や働く時間をもとに、計算してみてください。

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